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行動体力とは

こんにちは。

スモールジムYell代表トレーナー

近藤政隆です。

 

さて、人間は病気などにかからない防衛体力、身体を動かす行動体力の2つの体力がありますが、アスリートはこの行動体力が飛びぬけていると思います。

 

今日はこの2つの体力の行動体力について書いていきたいと思います。

 

☆行動体力とは、、

①全身の柔軟性

②下肢の筋力

③バランス力

この順番で大事だと思っています。

 

☆柔軟性の大切さ

柔軟性がある事は各関節の可動域が大きいということになり体の自由度が高まります。

 

自由に体が動く事。まずはこれだと思います。

年齢とともに歩く歩幅が狭くなるのは股関節などの柔軟性の低下が原因と考えられます

 

筋力があろうが、バランス力があろうが、痩せていようが、太っていようが、体が自由に動かなければ日常生活が不自由になります。

 

その不自由な日常生活をすることにより何処かに代償動作が起こって様々なところに痛みが出るようになります。

 

腰痛や肩こり、膝痛でも筋力がないから、バランス力がないから起こると言うよりも、、、

固まってしまい胸周りの柔軟性がない

肩甲骨周りの柔軟性がない

股関節の柔軟性がないことが発端となり起こりやすいものです。

 

まぁ膝の痛みなんかは過体重も影響大ですが、、

 

全身に柔軟性があってこそ、そこに筋力やバランス能力があることが活きてきます。

 

基本的な体の柔軟性を獲得せずに最新のfunctional training(機能的トレーニング)をすることはあまり効果的ではありません。

 

代償動作のオンパレードになってしまいます。

 

☆下肢の筋力

これは賛否両論ありますが、身体管理学では全身の柔軟性の次に下肢の筋力です。

体幹が重要ではなく間違いなく下肢の筋力です。

 

下肢とは足だけではなく、股関節、お尻の筋肉ももちろん下肢です。

 

人間として、立つ、歩く、といった基本的動作に最も重要なのがこの股関節、膝関節、足関節などの各関節を動かす各お尻の筋肉、お尻のインナーマッスル、太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉、足首の細かな筋肉群、靱帯、全部ひっくるめて下肢の筋力です。

 

それらの筋力がまずしっかりしてこそ、それよりも上の筋力が生かされます。

下肢の筋力がしっかりしていないで体幹などが強くなっても動きに生かす事は出来ません。

(水泳選手だったら体幹だけでもいいかもしれませんが、、)

 

☆バランス力

で、その筋力があっても、波の様々な変化に反応できるように、反射機能であるバランス力がなければこれもまた活かすことができません。

 

柔軟性がなく、下肢に筋力がない状態でバランス力を鍛えても代償動作でその間違ったバランス力を記憶させて覚えるか、上限が定まっている中での能力なのですぐ限界が出てしまいます。

 

全身の柔軟性、下肢の筋力がしっかりある中でその筋力等を生かせるようにバランストレーニングをおこなう。

 

それでこそ本当にいきるトレーニングになります。

 

日常生活を苦も無く楽しく続けていくために行動体力をしっかりつけていきましょう!