こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、日本人は歴史的に見ても、遺伝子レベルで米が身体に合っていると言われることが多いです。
これは、数千年にわたり日本の食文化の中心に米があったことと関係しています。しかし、ここでは、人種や国ごとに消化吸収の得意・不得意や、特定の食材への適性が異なるかどうかについて、少し掘り下げて考えてみたいと思います。
まず、日本は欧米諸国とは異なり、四方を海に囲まれた島国であるという点が重要です。
この地理的条件により、食材の選択肢が限られ、米が主食として長期間にわたり選ばれてきました。
米は、日本の気候や地形に適応した作物であり、それが何世代にもわたって日本人の食生活に深く根付いてきたのです。欧米で一般的な小麦を使ったパスタやパンなどは、比較的近年になって日本に取り入れられた食品であり、日本人の体質には必ずしも最適とは言えないかもしれません。
米が日本人の身体に合うのは、この長い歴史と食文化に基づいていると言えるでしょう。
また、消化吸収の得意・不得意については、個々人の体質によって異なることが多く、必ずしも国や地域だけで判断できるものではありません。例えば、ある人は米が消化しやすいと感じる一方で、別の人は小麦の方が合っているかもしれません。
このような個別性を理解するためには、遅延性や遅発性のアレルギー検査を行うことが有効です。
この検査では、体がどの食材に対して敏感に反応するかを調べることができ、食事の選択をより科学的に行う手助けとなります。
最終的には、遺伝的な背景や個別の体質、そして食文化が組み合わさって、その人に合った食事が見つかるのではないでしょうか。
日本人にとって米が合うという考えは、歴史的背景や遺伝子の視点からも理解できるものですが、現代においては個々人の体質も考慮に入れることが重要ですね。
グルテンなどをこれ見よがしに悪者扱いする人もいますが、基本的な事を学び、視野を拡げれば違った見方が出来るかもしれませんね。