
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
最近、ストレッチに関する話題が多いですが、普段の生活でも体が柔らかいと動きやすく、いろいろな面で楽になりますよね。
ジムのメンバーさんからも、体の柔軟性に関する質問をよくいただきます。
その中で特によくあるのがこちらの質問です。
「昔、お酢を飲むと体が柔らかくなるって聞いて飲んでみたけど、全然柔らかくならなかったのよ…」
実は、この話、私も運動指導をしてきた20年の中で何度も耳にしました。
そこで改めて調べてみたのですが、「お酢を飲むと体が柔らかくなる」という科学的な根拠は見つかりませんでした。
確かに、お酢の主成分である酢酸には疲労回復効果があると言われていますが、体を柔らかくする効果は期待できないようです。
これは、昔からの迷信の一つなのかもしれません。
1つ目は、魚をお酢に漬けると骨まで柔らかくなることから来ているという説です。
たとえば南蛮漬けのように、お酢に漬けると魚の骨も食べられるほど柔らかくなります。
ただ、もしこれが人間にも適応されるなら…
お酢を飲むたびに骨が柔らかくなってしまう!
それはちょっと大変ですよね(笑)。
2つ目は、サーカスにまつわる話です。
サーカスの人たちが、長旅や過酷なパフォーマンスの疲労回復のためにお酢を飲んでいたそうです。
それを見聞きした人々が、「サーカスの人たちの体が柔らかいのはお酢のおかげだ!」と噂を広めたというもの。
しかし、実際にはサーカスの方々はもともと柔軟性の高い訓練を積んでいるので、お酢とは無関係ですよね。
こうした話を聞くと、悪気はなく純粋に信じられてきたことが意外と多いのだなと感じます。
柔軟性を高めるためには、お酢に頼るのではなく、やはり地道なストレッチが一番です。
毎日少しずつでも、コツコツ続けることが大切。
運動を楽しく続けながら、無理なく体を柔らかくしていきましょう!