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膝の痛みについて

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
膝の痛みにお悩みの方、多いのではないでしょうか。
膝の痛みには、実はさまざまな原因があり、人それぞれ理由も違います。
そこで今回は、膝の痛みについて、少し整理して考えてみたいと思います。
まず、膝の痛みの原因を「外的要因」と「内的要因」の2つに分けてみましょう。
外的要因
外的要因とは、痛みの原因が明確に分かっている場合です。
具体例としては、、
交通事故やスポーツ中の負傷
例:ラグビーでタックルを受けた、サッカーで着地に失敗した、バレーボールのアタック後の着地など。
相手との接触によるものや、自分のミスによるものがあります。
ウエイトトレーニングでの無理な負荷
例:急に重い重量でスクワットを行い、「グキッ」とやってしまったケース(場合によっては腰を痛めることも)。
これらの外的要因では、膝のクッション役を果たす靭帯や半月板などの軟骨を損傷することが多いです。
栄養面も重要
特に自分自身で膝を痛めるケースでは、栄養状態も見直してみましょう。
タンパク質ビタミンCは、靭帯や腱、コラーゲンの材料となります。
日頃からしっかり摂取することで、関節の強度が高まり、ケガのリスクを減らせるかもしれません。
内的要因
一方、内的要因は、痛みの原因が明確ではなく、いつの間にか痛みが出てくる場合です。これは長年の負担やケア不足が原因となることが多いです。
具体例としては、、
  1. 過去のケガを放置した
    外的要因によるケガのリハビリをしっかり行わずに放置してしまった場合。
  2. 加齢による筋力や柔軟性の低下
    膝周りの筋肉が弱くなったり、関節の柔軟性が失われたりして、膝が変形してしまうケース。
  3. 筋肉バランスの崩れ
    足の前後・左右の筋力バランスが悪い状態でトレーニングやスポーツを続けた結果、膝に過剰な負担がかかって痛めてしまうケース。足の裏や足の指、足底筋も影響する場合があります。
バランスは個人差が大きい
筋肉のバランスは人によって異なるため、具体的なアドバイスは専門家に相談するのがベストです。
膝の痛みを感じる方は、近くのトレーナーや理学療法士に見てもらうことをおすすめします。
膝は「被害者」!?
ここで少し視点を変えてみましょう。膝を痛めている方は、膝そのものが悪いわけではなく、「膝が被害者になっている」ケースが多いのです。
人間の関節の仕組み
関節の動きには特徴があります。
例えば、、
足首:ぐるぐる回ります。
:曲げ伸ばししかできません。
股関節:ぐるぐる回ります。
このように、動きやすい関節と動きにくい関節が交互に配置されているのです。
膝に問題が起きる場合、足首や股関節が硬くなっていることが原因であるケースが多いです(必ずしもそうとは限りませんが…)。
足首や股関節がうまく動かないと、その分膝が余計に頑張らざるを得なくなります。
長年の負担が膝を壊す
足首や股関節の動きが悪い状態が長期間続くと、膝関節のバランスが崩れます。
すると、半月板などの軟骨が不自然にすり減ってしまうのです。
残念ながら、一度減った軟骨は筋肉のように回復させることが難しいのです、、
これが「膝は被害者」と言われる理由です。
自分でできるチェック
もし膝の痛みが軽度であれば、まずは自分の足首や股関節がちゃんと動くか確認してみると良いでしょう。
適切なケアを心がけることで、膝の負担を減らすことができますよ!