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休養のバランスを考える

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
突然ですが、「チャオチュール」という猫のおやつをご存じですか? 猫たちの大好物で“最終兵器”的な存在かと思っていたのですが、先日、全く興味を示さない猫ちゃんに出会って驚きました…。世の中には例外もあるものですね(笑)。
さて、今日は「運動と回復」についてお話しします。
年齢を重ねるにつれ、「なんだか疲労が抜けにくいな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身も同じです。
20代の頃と比べれば、体力や回復力が衰えるのは生物学的に自然なこと。しかし、日々の生活の中で「回復」を工夫することで、より健康的な体づくりが可能になります。
運動をすると筋肉を動かし、エネルギーを消費します。
そして、自分の体力を超える負荷をかけると疲労を感じます。
たとえば重いバーベルを使ったトレーニングでは、体力や筋肉量の違いにより、翌日の疲労感にも個人差が出ます。この疲労からの回復力も人それぞれです。
負荷が少ない運動を選べば疲労は軽減されますが、それだと面白くありませんよね。
人間の身体は、少し上のレベルの負荷に挑戦することで、それに適応しようと回復力を高めます。
この仕組みを、筋肉では「超回復」と呼びます。
少しイメージを広げてみます。
身体を家、運動の強度を台風に例えてみてください。
台風が家にダメージを与えるように、運動が身体に負荷をかけます。
軽い運動なら小さな台風、大きな負荷なら強い台風です。
もし激しい運動で身体全体にダメージが及ぶと、筋肉だけでなく腱や臓器にまで疲労が広がる場合もあります。
そして壊れた家を修復するように、身体も栄養と睡眠を使って回復します。
筋肉の修復には特にタンパク質が重要です。
目安として、1日あたり体重1kgにつき1.5〜2gのタンパク質を摂取すると良いでしょう。
また、腱や靱帯の修復にはコラーゲンとビタミンCが必要です。
食事だけでは補いきれない場合は、サプリメントを活用するのも効率的です。
さらに、回復に欠かせないのが睡眠です。
睡眠中には「成長ホルモン」という“修理のスペシャリスト”が多く分泌され、身体の修復を助けます。
最低でも7時間の睡眠を確保することをおすすめします。
特にシニア世代は睡眠不足になりがちです。
その結果、筋肉は回復していても腱や靱帯が完全に修復されず、怪我のリスクが高まります。
しかし、栄養と睡眠の質を見直し、工夫を重ねることで回復力を高めることは可能です。
若い頃のような回復力は難しくても、「自分の体に最適な修復プラン」を見つけることで、今まで以上の健康を手に入れられるかもしれません。
ぜひ、自分の身体の回復に必要な栄養と睡眠を見直してみてくださいね!