
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、運動というと、特定のスポーツを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は日常生活の中にも運動はたくさんあります。
例えば、散歩をする、階段を上る、家事で掃除をする、子どもと遊ぶ、といった行動も立派な運動です。
電車で立っていることも、バランスを取るために下半身の筋力を使うので、一種の運動といえるでしょう。
特に下半身の筋力は、日常生活を快適に過ごすためにとても大切です。普段からなるべく体を動かし、筋力を維持することが重要になります。
そして、こうした日常の動きに加えて、週に1回でも趣味としてスポーツを取り入れることで、健康維持のベースを作ることができます。例えば、サーフィンやテニス、ジョギングなど、自分が楽しめるものを選ぶと、無理なく続けやすくなります。
さらに、「サッカーをもっと上手くなりたい」「マラソンで記録を伸ばしたい」といった具体的な目標がある場合は、日常の運動だけでなく、専門的なトレーニング(エクササイズ)が必要になってきます。目的に応じたトレーニングを行うことで、パフォーマンスを向上させることができます。
以前、免疫に関する話の中で「防衛体力」について触れました。
これは、風邪をひかない、ウイルスや細菌に負けないといった体の抵抗力のことを指します。
一方で、「行動体力」というものもあります。
これは、スポーツや日常生活、さらには緊急時に体を動かすための力のことです。
行動体力を向上させるには、継続的なトレーニングが欠かせません。
行動体力は、次の6つの要素に分けられます。
- 筋力(体を動かすための力)
- パワー(瞬発的な動きの強さ)
- 持久力(スタミナや筋持久力)
- バランス能力(姿勢を安定させる力)
- 柔軟性(関節の可動域の広さ)
- アジリティ(俊敏性)(素早く動く能力)
これらの要素をバランスよく鍛えることで、スポーツのパフォーマンス向上や日常生活の質の向上につながります。
次回は、筋力についてより詳しく考えてみたいと思います。