
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
皆さんの中には、肩こりや腰痛に悩まされている方も多いでしょう。
その改善のために、様々な施術を受けたり、トレーニングジムに通って専門家のアドバイスを受けている方もいらっしゃると思います。
そんな中で、よく耳にする言葉があります。
「体のバランスに左右差がありますね。」 「体の歪みが気になります。」 「〇〇の調整をします。」
確かに、これらは大切なチェックポイントで、修正すべき左右差もあります。
しかし、時には歪みや左右差を過度に強調して、不安を煽るような専門家や施術者も見受けられるのも事実です。
正直なところ、体の左右差を完全になくすことは不可能だと思います。
ですが、左右差を減らすことは可能です。その理由は、姿勢や筋肉がその人の人生を反映したものだからです。
例えば、均等に左右を使って生活している人はほとんどいませんよね?
草むしりをしていれば、草むしりしやすい姿勢になりますし、立ち仕事をしていれば、立ちやすい姿勢になります。デスクワークが多ければ、デスクワークをしやすい姿勢になりがちです。
私たちの体は、生活環境に適応するために変化していきます。
その結果、左右差が出るのは自然なことです。
大切なのは、日々のトレーニングやケアで、そのバランスを整えてあげることです。
完璧に戻すのは難しいですが、調整することは可能です。
少し自分の生活を振り返ってみてください。
普段、どれだけ左右バラバラに体を使っているか、意外と気づくことがあると思います。
食事をする時、お箸とお茶碗を持つ腕は必ず左右で違う動きをしますし、車の運転でもアクセルとブレーキの踏み方は違いますよね。
体の中も同じです。臓器やリンパ管の配置、足の長さにしても、左右完全に均等な人はほとんどいません。
これが良いか悪いかは分かりませんが、メディアや専門家が過剰に「歪みは良くない」と言うことで、一般の人たちは過剰に反応してしまうことがあります。
人間には、むしろ必要な「歪み」や「左右差」があると私は思います。
確かに、体にとって不都合な左右差や歪みは少ない方がいいですが、逆にないと困る左右差や歪みも存在することを理解しておいた方が、より楽に生きることができるのではないでしょうか。
多少の歪みがあったとしても、人生に大きな影響はないはずです。
今回は普段発信していることとは逆の視点かもしれませんが、幅広い考え方でいきたいですね!