· 

良い左右差

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、最近、お客様との会話の中で「体の左右差」や「ゆがみ」についてご質問をいただくことがよくあります。
たとえば、「左右差があるから腰痛が治らない」といったお悩みを聞くことも少なくありません。
でも、実際に体をチェックしてみると、思っているほど大きな左右差が見られないケースも多いんです。
人間の身体って、本当に一人ひとり違いますよね。
そんな中で、今の私が左右差について感じていることを少し書いてみようと思います。(数年後には考えが変わっているかもしれませんが…)
確かに、大きな左右差がないに越したことはないかもしれません。
でも、日常生活の中で左右均等に体を使うことって、実はほとんどないんです。
たとえば食事をする時、お茶碗とお箸を両手で同じように使っている人って、なかなかいませんよね?
雑誌やネットでは「左右差=悪」といった極端な表現もよく見かけますが、私としては「半分正解で、半分ちょっと違うかな」と感じています。
身体の左右差を完全になくすことは難しいですが、トレーニングやストレッチ、整体などで軽減することは可能です。
そもそも私たちの身体は、内臓の位置やリンパの流れにしても、左右対称ではありません。
むしろ、多少の左右差があることでバランスが取れているとも言えるんです。
ですから、「歪んでいるからダメ」と思い込みすぎずに、自分の体と向き合ってみることが大切だと思います。
必要な左右差までなくそうとすると、かえって調子を崩すこともあるかもしれません。
少しだけ「左右均等でなければならない」という固定観念から離れてみると、体も心も少し楽になるかもしれませんね。