
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて今日は、「食べ過ぎが引き起こす意外な影響」についてお話しします。
なかなか治らない肩こりに悩んでいる方、もしかしたら日頃の食べ過ぎが関係しているかもしれません。
肩こりについてはこれまでにも何度かご紹介してきましたが、今回はちょっと違った視点から掘り下げてみたいと思います。
人の体内には、生きていくために必要な「酵素」があります。
この酵素の材料は主にたんぱく質で、大きく分けると「消化酵素」と「代謝酵素」に分かれます。その名の通り、食べ物を消化するため、そして体の機能を保つために働いているんですね。
ところが、ある日うっかり食べ過ぎてしまうと、胃腸がフル回転で働き、消化酵素を大量に消費してしまいます。
すると、消化酵素を作るのに手一杯になり、代謝酵素に回す材料が足りなくなってしまうのです。
代謝酵素が減ると、筋肉への栄養供給がうまくいかず、筋肉が硬くなりやすくなります。
結果として、肩こりや体のだるさにつながる、というわけです。
しかも、食べ過ぎは筋肉だけでなく、消化器官にも大きな負担をかけます。
食べ物は胃から小腸、大腸へと順番に運ばれますが、内臓も使いすぎれば機械と同じで故障してしまうもの。
腸の不調や腫瘍、さらには膵臓への負担から糖尿病のリスクも高まります。
また、食べ過ぎで消化が追いつかないと、腸に未消化物が残り、それが腐敗して毒素を発生させます。
この毒素が血液に乗って全身を巡ると、細胞を傷つけ、老化や病気の原因にもなりかねません。
昔から「腹八分目に医者いらず」と言われるのも、理にかなっていますね。
バランスよく五大栄養素を摂り、食事量を適度に抑えることで、酵素のバランスも保たれ、体調もぐっと良くなるはずです。
肩こりや冷え、むくみで悩んでいる方は、まず「食べ過ぎていないか?」を見直してみるのも一つの手ですよ。
とはいえ、心の栄養も大事。
たまには美味しいものをしっかり食べるのも、人生の楽しみですよね。
そのときは、どうぞ自己責任で!(笑)