
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
最近、「昔に比べて肩が回りにくくなったなぁ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
これは肩に限らず、年齢を重ねるにつれて、関節全体が少しずつ硬くなってくるのは自然なことです。
人間も動物ですから、身体の柔軟性が少しずつ失われていくのは避けられない面があります。
特に肩は、非常に複雑な構造をしていて、筋肉だけでなく、靭帯や関節包など、さまざまな結合組織で支えられています。
そして、筋肉は大きなものの中にさらに小さな筋肉がいくつも重なり、層のようになって体を動かしています。
それらのひとつひとつが少しずつ硬くなると、全体として肩の可動域が制限されていきます。
どこか一部の筋肉が特に硬くなると、それが引き金となってバランスを崩し、肩こりやケガにつながってしまうこともあるのです。
さらに注目したいのは、年齢だけでなく、現代の生活スタイルの変化です。
技術の進歩により、私たちの暮らしはとても便利になりました。掃除はロボットに任せ、トイレはほとんどが洋式に、洗濯もボタンひとつで自動で完了します。
便利で快適な反面、日常生活の中で体を大きく動かす機会がどんどん減っているのも事実です。
関節の柔軟性を保つためには、やはり意識的に動かすことが大切です。
ストレッチや軽いトレーニングで、関節を「本来の可動域いっぱいに使う」習慣を持つことが、将来のケガ予防にもつながります。
特に大人世代の皆さんは、「まだ動けるうちに」ケアを始めておくことを心からおすすめします。