こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
「いつまでも元気で人生を楽しみたい」——そう考えて筋トレを始める方は多いと思います。
他にも有酸素運動の水泳やランニング、ヨガやストレッチなど、健康のための選択肢はさまざまですが、筋トレは特に「筋力の維持」という点で欠かせないものです。
では、もう少し具体的に「筋トレの目的」について考えてみましょう。大きく分けると、基礎代謝を上げて健康やダイエットに役立てるため、そしてスポーツのパフォーマンス向上のためという2つが挙げられます。
後者については、目的を履き違えて怪我につながってしまうケースも少なくありません。
たとえばウエイトトレーニングでは、本来「基礎筋力の向上」「怪我の予防」「関節可動域の改善」などが目的ですが、無理なフォームや重すぎる負荷によってケガをしてしまう人もいます。
トレーナーや指導者の教え方にも責任がある場合があり、私自身も常に注意を払っています。
筋トレは、解剖学的に正しい可動域やフォームを意識することが重要です。
目的に合わないマシンの使い方や、何となく自己流で行うフリーウエイトなどは、かえって身体を痛める原因になります。
また、「スポーツ動作を筋トレで再現する」ことには賛否があります。
筋トレはあくまで体の基礎を整えるためのものです。
これはYouTubeや指導現場も同じで人それぞれ関節可動域や筋力が違うのに基礎解剖学、運動整理学など学びもせずに自分の経験則だけ筋トレを教えている技術コーチなどには注意が必要です。
技術の習得とは分けて考えるべきでしょう。
派手なトレーニングは目を引きますが、地味でも正しく丁寧に行うことが、結果的にケガを防ぎ、効果を高める近道になります。
