でんぐり返しできますか?

こんにちは。
スモールジム代表トレーナー
近藤です。
突然ですが、みなさん「でんぐり返し」ってできますか?
子どもの頃には自然とできていたかもしれませんが、大人になって久しぶりにやってみると、意外とできなくなっている方も多いかと思います。
では、もう一段ステップアップして、「逆立ちから前にでんぐり返し(倒立前転)」はどうでしょうか?
これはさらに難易度が上がりますよね。
中には体をうまく丸められず、背中を思いっきり床に打ってしまった…なんて経験がある方もいるかもしれません。
なぜ、できなくなってしまったのか。
その原因は一つではありませんが、大きな理由としては、日常生活でこのような動きをしなくなったことが挙げられます。
大人になるとどうしても、同じ姿勢で長時間過ごすことが多くなりますよね。
具体的には、
  • 脳から体への運動指令がうまく伝わらない
  • 体を丸めるための筋肉の柔軟性が落ちている
  • お腹が出てしまい膝を抱えにくくなっている
  • 逆立ちに必要な筋力や三半規管の衰え
など、いろんな要素が関係しています。
また、私たちはびっくりした時や冷たいものに触れた時など、とっさに体を丸めて身を守ろうとします。
これは本能的な防衛反応で、格闘技でもマウントポジションで攻撃されたときに体を丸めて守る動きと同じです。
でも、こうした反射的な動作も、体の機能が衰えてくると反応が遅れてしまいます。
転んだ時にすぐに受け身がとれなければ、ケガのリスクも高まってしまいますよね。
だからこそ、日頃から少しずつでも体を動かして、感覚や柔軟性を維持しておくことがとても大切なんです。