
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、膝の痛みに悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか。
特にスポーツを楽しんでいる方にとって、動くたびに膝が痛むというのはとてもつらいことです。
一口に「膝の痛み」といっても、原因によって対処法が異なります。
大きく分けて2つのタイプがあります。
まず一つは、明らかに原因が分かる「ケガ」からくる膝の痛みです。
例えば、ひねったり、無理な姿勢をとった際に「グキッ」となったようなケースですね。
代表的なものとしては、半月板損傷や靭帯の損傷・断裂などがあります。
このような場合は、まず安静にし、その後はリハビリをしっかり行うことがとても大切です。
適切なリハビリをしないと、日常生活にも支障が出てしまうことがあります。
もう一つは、日常生活の積み重ねから起こる慢性的な痛みです。
こちらは「気づいたらなんだか痛い」というような、原因がはっきりしないケースが多いです。
過体重、長時間の立ち仕事・座り仕事、セルフケア不足などが重なり、膝周辺の筋肉が硬くなることで、徐々に膝に負担がかかってしまいます。
これが進行すると、半月板がすり減り、骨膜や滑膜に破片が挟まり痛みが出る「変形性膝関節症」になることもあります。O脚や外反母趾、偏平足がある方は特に注意が必要です。
こうした症状の多くは、日々のストレッチや軽いトレーニングで予防が可能です。
ただし、過体重の方が急にランニングを始めると、逆に膝を痛める原因になるので気をつけてくださいね。
よくいただく質問に「しゃがむと膝からパキッと音がするのは大丈夫?」というものがあります。
これには簡単な見分け方があります。音が軽く、痛みがなく、数回で消えるようであれば生理的な現象なので心配はいりません。
一方で、ゴリゴリ・ギシギシという鈍い音に加えて痛みがある場合は、半月板損傷などの可能性もあるので整形外科で診てもらうことをおすすめします。
また、膝は股関節や足首の柔軟性とも深く関係しています。
膝だけでなく、体全体のバランスを整えることが健康維持には大切です。
膝、腰、首・肩まわりは、スポーツでも日常生活でもとても重要なパーツです。
ご自身の体としっかり向き合い、無理なく楽しい毎日を過ごしていきましょう!