
さて、日頃いただくご相談の中で特に多いのが「肩や首、腰の不調」についてです。
痛みやだるさを感じるという声が多く寄せられています。
まず、原因がはっきりしている場合たとえば「グキッ」とひねった、どこかにぶつけた、転んだなどは、それは明確なケガです。
こうした場合は、まず安静にし、必要に応じて医療機関での治療を受けることが大切です。
特に靱帯損傷などは、無理をすると悪化する恐れもあります。
一方で、「これといった原因が思い当たらないのに、痛みや不調が続く」という方も多くいらっしゃいます。
そういったときこそ、自分自身の体に丁寧に目を向けてみましょう。
まずは「どこが、どんなふうに痛むのか?」を明確にすることから始めてみてください。
意外と、漠然と「痛い」と感じているだけで、具体的な場所や動作を把握できていない方も少なくありません。
・どの動作をしたときに痛むのか?
・痛みはすぐ出るのか、しばらくしてからか?
・体を反らしたとき?ねじったとき?
・その場所は関節なのか?それとも筋肉なのか?
さらに、日常生活を振り返ってみることも重要です。
たとえば、長時間のデスクワークで首や肩をほとんど動かさない生活が続いていると、血流が悪くなり、筋肉が固まりやすくなります。
その結果、痛みやコリが慢性化してしまうことも。
特に首や肩の不調は、普段の生活習慣がそのまま現れるケースが多いのです。
だからこそ、まずは自分の体と生活に意識を向け、「簡単にできる見直し」から始めてみましょう。
意外と、答えはシンプルなところに隠れているかもしれませんよ。