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痛みは必要

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
つらい肩こりや腰痛が続くと、何をするにもやる気が出なくなってしまいますよね。体の痛みは、気分を落ち込ませたり、日常生活にも悪影響を及ぼしてしまいます。
ただ、ここで少し視点を変えてみると「痛み」というのは、実は私たちにとって大切なサインでもあるんです。
たとえば、慢性的な肩こりや腰痛。
これらは長年の生活習慣の積み重ねによって起こることが多いです。猫背や座りっぱなしの姿勢、睡眠不足や栄養バランスの乱れなど、体に負担がかかる状態が続くと、体が「そろそろ限界だよ」と教えてくれるのが痛みなのです。いわば、体のSOS信号ですね。
喉の痛みも同じです。
風邪などのウイルスが喉の粘膜に入り込むと、体はこれを排除しようと防御反応を起こします。
その時に「痛い」と感じることで、「ちょっと体調がおかしいかも」と早めに気づくことができるのです。
また、内臓の痛みはもっと重要なサインです。
外から見えない場所だからこそ、痛みとして異変を知らせてくれることがあります。
早期に病気を発見するきっかけになることもあるので、見逃してはいけません。
もしも人間が痛みを感じなかったら……と想像してみてください。
たとえば足を大きく切っても気づかずに出血し続けてしまったり、関節に負担をかけすぎて壊してしまったり、内臓の不調に気づかず手遅れになることもあるかもしれません。
もちろん、痛みはできるだけ少ない方が嬉しいものですが、「痛み=悪」ではなく、「体からのメッセージ」と受け取ることが大切です。
そして、その声にしっかり耳を傾けることが、自分の体と丁寧に向き合う第一歩になるのです。