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欠かせないたんぱく質

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。

 

さて、皆さんにとって「たんぱく質」と聞いて思い浮かぶ食べ物は何でしょうか?

 

お肉? お魚? 卵? 大豆製品?それともプロテインシェイクやバー?


きっと人によってさまざまですよね。

 

いつもお伝えしているのでご存じの方も多いと思いますが、「たんぱく質」はいろいろな食品に含まれている大切な栄養素です。

 


実は、私たちが生きていく上で欠かすことのできない、五大栄養素のひとつであり、中でもとても重要な役割を担っています。

人間の体は、血液・筋肉・内臓など、そのほとんどがたんぱく質からできており、毎日しっかりと必要な量を摂っていないと、回復力が落ちて体にさまざまな不調が出てくることもあります。

 

もちろん、たんぱく質はお米などにも少しは含まれていますが、やはり多く含まれているのはお肉や魚、大豆製品など。


これらの食材には、たんぱく質だけでなく脂質やビタミン、ミネラルなど他の栄養素もバランスよく含まれているので、いろいろな食材をバランスよく食べることが基本的な栄養の考え方になります。


特にスポーツをしている方にとっては、なおさら重要です。

さて、先日お客様からこんな質問がありました。


「○○(宅配サービス)さんから○○ペプチドのサプリメントをサンプルでもらったんだけど、これってどうなんですか?」と。

 

この○○ペプチドというのは、渡り鳥の羽の部分に多く含まれているアミノ酸が豊富に含まれていて、それがペプチドという形で配合されたサプリメントだそうです。


ちなみに、カツオのような回遊魚にも多く含まれている成分ですね。
パンフレットにはいろいろな研究データが載っていて、「なんだか良さそう」と感じる内容でした。

ここで改めて「たんぱく質」について考えてみましょう。


たんぱく質は、複数のアミノ酸がつながってできたものです。


一方、ペプチドはアミノ酸がもう少し小さな単位でつながったもの。
つまり、吸収が速いというメリットはあるものの、どちらも結局は「たんぱく質」として体に取り込まれる点では同じなんです。


違いがあるとすれば、その構成しているアミノ酸の種類やバランスくらいでしょうか。

 

たしかに、吸収効率や用途によってペプチドの方が有利な場合もありますが、私たち一般の人が日常的にそこまで細かく気にする必要があるかというと…それは個人の判断でいいと思います。

 

何より大切なのは、「毎日、必要なたんぱく質をしっかり摂れているかどうか」なんです。

最近では、健康本やテレビなどで「BCAAがどうの」「魚には有害物質が…」「着色料が…」といった情報もたくさんあります。


もちろん、そうした知識を深めるのは悪いことではありませんし、毎日大量に摂取しているのであれば気をつける必要もありますが、普段の食事の中で過度に神経質になる必要はないと思っています。

 

たとえば、美味しいカツオのお刺身をつまみに一杯飲む、そんな時間もまた人生の楽しみ。
食事は、栄養補給だけでなく、文化や人とのつながりを深めるものでもあります。

 

 

動物性・植物性・アミノ酸・ペプチド・プロテインパウダー——どれもひとくくりにすれば「たんぱく質」です。
一番大切なのは、毎日不足なく・過不足なく・無理なく摂ること。


それが、健康的な体づくりの基本になると思います。