
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
最近よく耳にする言葉に「体幹トレーニング」や「インナーマッスル」「コアを鍛える」といったものがありますよね。
「インナーを鍛えるには軽い負荷で回数多め」「肩の中の筋肉はチューブで」など、さまざまなトレーニング理論もあります。アウターとインナーを分けて鍛えるという考え方もそのひとつですね。
ただ、今日はそういった細かい分類から少し離れて、もっとざっくりとした視点で考えてみたいと思います。
たとえば、「コアトレーニングってなんで大事なんですか?」と聞かれたとき、つい専門的な説明をしてしまいがちです。
でも、一般の方には難しい話よりも、日常に結びつくシンプルな例の方が伝わりやすいですよね。
そこで、筋肉を「動かす」と「支える」に分けて考えてみることにしました。
スポーツをしているとき、全身の筋肉が大きく動いていますよね。これがいわゆる“動かす筋肉”です。
一方で、ただ立っているとき、目立って動いてはいませんが、体を安定させるために緊張して支えている筋肉たちもいます。これが“支える筋肉”。
この見方で考えると、「アウターかインナーか」ではなく、「どんな役割を果たしているか」で筋肉をとらえられるようになります。
実際、動いているときも支える筋肉は働いていますし、完全に分けるのはとても難しいんですよね。
そして、私たちが何気なく過ごしている日常でも、支える筋肉はずっと働いてくれています。
だからこそ、この“支える筋肉”に目を向けることで、肩こりや腰痛の改善につながるヒントが見つかるかもしれません。
身体の見方を少し変えるだけで、感じ方も変わってくる。
そんなことを考えながら、今日も夜が更けていくのでした……笑