
さて、若い頃と比べて疲労の回復がどうしても遅くなってしまい色々な疲労回復グッズを試しているのではないかと思います。
私も探しています、、笑
で、よく巷でも言われているのが、すっぱい物を食べれば疲れがとれるというお話しです。
これは完全に間違いではないのですが効果としてはドラゴンボールの仙豆ほどではないです。
なぜ、すっぱい物が疲労回復に良いと言われるようになったのは、すっぱい物にはクエン酸と呼ばれる栄養素が沢山含まれているからです。
このクエン酸、ここ15年くらいで飛躍的に有名になったので皆さんご存じだと思います。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類、梅干しなどすっぱい味のする物に沢山含まれていますよね?
で、このクエン酸の代表的な効果としてよく言われているのが疲労回復です。
これは運動などで身体を動かすと乳酸という物質が体の中で生まれます。
パドルをめっちゃしたり腕立てをたくさんすると動きが鈍くなります、、 「乳酸地獄だ~!」とTVなんかの筋肉勝負とかでやってますよね?
ひと昔前まではこの乳酸が疲労物質の1つの原因と言われ、クエン酸が乳酸を炭酸ガスに分解して体外に放出するため、疲労回復効果があると言われていました。
その話から「クエン酸=疲労回復」というイメージが今も残っているんです。
しかし、最近になってこの乳酸が疲労の直接の原因ではない事が分かりクエン酸の立場が矛盾していた事に、、 最近のスポーツ業界ではあえて前日に乳酸を溜めて試合に挑む事をしていたりします。
ただ、皆さんがっかりしないでください。 とはいえクエン酸は人が動くためのエネルギーをつくる身体の工程でとっても重要なTCA回路と呼ばれる所で代謝されてその後エネルギーが生まれます。
(別名クエン酸回路ともいえ言われています。) このエネルギーが作られることは疲労回復にもつながるため間接的には疲労回復に関わる成分となっています。
なので、あくまでも糖質、たんぱく質、ビタミンなどの五大栄養素がまずは過不足なく摂れていて、+αでクエン酸という考え方のほうがトータル的に考えても良いのではと思います。
あ、今回のお話しは別に柑橘系などすっぱい物が無駄だという話しではないですよ。
ビタミンも補給も出来ますから食べてください。 私もみかんが大好物です!