
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
最近はさまざまな病気や体調不良の話を耳にしますが、そこで大切になるのが「自己免疫力」です。
この免疫力を高めておくことが、健康を保つ大きなカギになります。
免疫力といえば、風邪やウイルスから体を守るイメージが強いですが、実はもっと幅広い役割があります。
最近の研究では、免疫力のバランスが崩れることで体のあちこちに炎症が起こり、それが慢性化してしまうことがわかってきました。
慢性炎症が原因となる不調や病気
この「慢性炎症」は、実はさまざまな病気の原因になることが分かってきています。
たとえば、肥満や糖尿病といった生活習慣病、脳卒中や心疾患、リウマチのような自己免疫疾患、そしてがんの発症や転移まで…実に多くの病気と関係があるのです。
そんな慢性炎症を抑えてくれるのも、免疫の働きです。
免疫力を保つために大切なのは「適度な運動・バランスの良い食事・質の良い睡眠・豊かな心や人とのつながり」。 この4つがいわば土台になりますが、日々のちょっとした行動も、免疫力アップには欠かせません。
今日は「朝・昼・晩」の過ごし方の中で、免疫力を高めるために意識したいポイントをご紹介します。
【朝】は「排泄」を意識して腸を元気に
私たちの免疫細胞の60〜70%は腸に存在しています。
つまり、腸を整えることが免疫力を高める第一歩なんですね。
腸を元気にするために、朝におすすめの行動を4つご紹介します。
① 毎朝決まった時間に起きる
体内時計が整い、自律神経のリズムが安定します。それによって、排泄のタイミングも安定してきます。
② 起きたらすぐ歯磨きをする
寝ている間にお口の中では菌が約9倍にも増えると言われています。そのまま朝食をとると、腸に悪い菌が届いてしまうことも…。 ちょっと面倒でも、うがいだけでもしてから朝食をとるのがおすすめです。
私もつい食後に磨いてましたが、これからは見直していきたいところですね。
③ コップ1杯の水を飲む
冷たすぎない常温の水がおすすめ。水を飲むことで、胃腸に刺激が伝わり、自然な便意を促してくれます。
④ 朝ごはんをしっかり食べる
咀嚼することで腸が刺激され、排泄もスムーズになります。朝食は、腸を動かすスイッチにもなるんですね。
【昼】は「リラックス」を取り入れて、自律神経を整える
昼間は仕事や家事でどうしても緊張が続きがち。
この「緊張=交感神経が優位な状態」が続くと、ストレスホルモンが出て、免疫力が下がってしまいます。
逆に、副交感神経が優位になると、免疫力は高まります。
なので、昼間のちょっとした時間に「ホッとする時間」を作ってみてください。
たとえば… ・目を閉じて深呼吸 ・軽いストレッチ ・お気に入りの音楽を聴く ・好きな本を読む ・ベランダで空を見る など
ほんの数分でも「自分を緩める時間」が免疫力の後押しになりますよ。
【夜】は「質の良い睡眠」の準備をする
夜は、心も体もリセットする時間。
特に睡眠中は、免疫細胞の一つであるリンパ球が活性化し、ウイルスやがん細胞と戦ってくれます。
「睡眠は最高の自然治癒力」と言われるくらい、体のメンテナンスにとって重要な時間です。
寝る前には、照明を暗めにしたり、スマホの使用を控えたり、ゆったりした音楽をかけたり。
自分なりの「眠るためのスイッチ」を見つけて、習慣にしていくといいですね。
いつまでも元気で、楽しく運動を続けるためには、体を守る免疫力を味方につけることが欠かせません。
日々の小さな行動が、未来の大きな健康につながります。
ぜひ、できるところから一緒に取り入れていきましょう!