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体脂肪って、、

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、鏡を見て「もう少しお腹の脂肪が減ったらなぁ…」なんて思うこと、ありますよね。私自身も「あとちょっと脂肪が落ちたら腹筋が割れるんじゃないか」と思いつつ、なかなかその“あとちょっと”が落ちません。。(;´Д`)
ところで、この脂肪。
いったい何のためについているのでしょうか?
大きな役割のひとつは、「非常時のエネルギー源」として備えていることです。
昔の人間は、今のように食べたいときに食べられる環境ではありませんでした。
だからこそ、体は「食べられない時期」に備えて、エネルギーを蓄える仕組みを持っているんですね。
では、余ったエネルギーはどのように体に保存されるのでしょうか?
食事で摂った炭水化物は、消化されるとブドウ糖になります。
このブドウ糖はすぐに使われなかった場合、まず「グリコーゲン」という形に変えられ、肝臓や筋肉に一時的に蓄えられます。
ただし、このグリコーゲンの貯蔵量は限られていて、合計してもせいぜい500gほどだと言われています。
しかもグリコーゲンは水分とセットで体に蓄えられるため、500gのグリコーゲンでも2〜3kg分の水分を抱え込むことになります。
もしブドウ糖のままで体に溜めようとすると、なんと15kg近くの水分が必要になることも。。(´Д`)
そんなに水分を抱えてしまっては、体が重くなりすぎて動きにくくなってしまいます。
そこで登場するのが「脂肪」です。
脂肪(中性脂肪)は水に溶けない性質を持っているため、水分をほとんど必要とせず、たくさん蓄えることができます。
さらに、脂肪は1gあたり9kcalと高エネルギーで、効率的にエネルギーを保存できる優れた仕組みなんです。
しかも、ブドウ糖のように体の組織を傷つける性質もないため、安全に蓄えられます。
こうして脂肪は、エネルギー貯蔵の“最終手段”として、私たちの体に静かにたくわえられていくのです。
だから、脂肪がつくのは実は自然なことで、体にとっては「とても賢い選択」だったんですね。
ちょっと楽な気持になった人もいますかね?
でも、食べすぎには注意してくださいね。笑