
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
先日、メンバーさんとの会話で試合前に「ゲンを担いでトンカツを食べました!」という話を聞きました。
この気持ち、すごく分かりますね。私も昔はそうでした。
勝負の場に挑むとき、何かにあやかって心を整えるのって、スポーツでも日常でも大切なことだと思います。
ただ、体の仕組みから考えると、試合前のトンカツはちょっと考えものかもしれません。
というのも、揚げ物は消化に時間がかかるんです。
しかも、試合前はガチガチの高まりや緊張で交感神経が優位になり、胃腸の動きが鈍くなりやすい。
そんな状態で脂っこいものを食べると、試合中もまだ胃に食べ物が残っている、、、
なんてこともあります。
そうなると、なんとなくお腹が重い、気持ち悪い、集中できない、、
という悪循環に陥る可能性も。。
パフォーマンスをしっかり出し切るためには、前日はもう少し消化のいいものを選ぶのがオススメです。
たとえば、同じ豚肉でもトンカツじゃなくて「しょうが焼き」なら脂も控えめで、消化の負担も軽くなります。
もちろん、脂質も身体には必要な栄養素のひとつです。
特に「必須脂肪酸」と呼ばれる脂は、健康やパフォーマンスの維持に欠かせません。
ただし、「タイミング」が大事です。
消化に負担がかかるタイミングで摂りすぎるのは避けたいところです。
でもやっぱり、「ゲンを担ぐことでメンタルが整う」という側面も捨てがたいですよね。。
「トンカツ食べたから今日は絶対勝てる!」と信じて全力を出せるなら、それも一つの力です。
心と体はつながっていますね!
最終的には、本人の特性や、判断がカギになります。
栄養学も日々進化しています。
試合前に必要な脂肪酸があるという説も出てきていて、研究が進めば今後の常識が変わるかもしれないです。