
こんにちは。
スモールジムジムYell代表トレーナー
近藤です。
前回に続いて、今回も「マグネシウム」についてです。
今回はちょっとリアルガチ怖いお話ですが、とても大切な内容なのでぜひ最後までお読みください。
マグネシウムが慢性的に不足すると、さまざまな生活習慣病のリスクが高まることが分かってきました。
たとえば「2型糖尿病」です。
これは血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きが弱くなり、高血糖の状態が続いてしまう病気です。
原因として、高脂肪・高カロリーな食事や運動不足がよく知られていますが、最近では“マグネシウム不足”もその一因であることが多くの研究で示されています。
マグネシウムが不足すると、インスリンの働きや分泌量が低下することがあるそうです。
「太っていないのに糖尿病を発症した」というケースが日本人には少なくないですが、その背景にマグネシウム不足が隠れている可能性もあるかもしれません。
また、マグネシウムは血圧にも深く関わっています。
カルシウムとマグネシウムは体内で拮抗する関係にあり、カルシウムが筋肉を収縮させる一方で、マグネシウムは筋肉をゆるめる働きをします。
もしマグネシウムが不足してカルシウムだけが多くなると、血管の収縮が強まり、結果として高血圧になりやすくなるのです。
さらに、マグネシウム不足は足がつりやすくなったり(いわゆる“こむら返り”)、骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、尿路結石といった症状のリスクにもつながります。
つまり、カルシウムだけをたくさん摂るのではなく、マグネシウムとのバランスがとても大切なんですね。
理想的なバランスは「カルシウム2:マグネシウム1」と、言われています。
けれども今までカルシウムばかりが注目され、マグネシウムが足りていない人が実はとても多いかもしれません。
マグネシウムは、ビタミン・たんぱく質・食物繊維などが豊富な食品に一緒に含まれていることが多いので、特別なものを探す必要はありません。
ひとつの食品に偏らず、毎食バランスよくいろんな食材を取り入れること。。
それがマグネシウム不足を防ぐ、何よりのポイントですね。