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急性腰痛

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、今日は「ぎっくり腰」として知られる急性腰痛についてお話しします。 ふとした動きで突然腰に激痛が走るこの症状、実は多くの方が経験している身近な症状の一つです。
きっかけはさまざまで、重いものを持ち上げたり、前かがみの姿勢になったり、体をひねる動作など、腰に負荷がかかったときによく起こります。
中には、トレーニングをしているマッチョな方々でもふと、立ち上がる、くしゃみをする、咳をするだけでも発症することもあります。
痛みの程度も個人差があり、歩けないほど動けなくなる人もいれば、前かがみのときだけ痛むという軽症の方もいます。
原因としては、椎間板や筋肉、靭帯、筋膜、関節などの損傷が関係しているとされますが、なかでも「椎間板の変性」が多くのケースで関与していると考えられています。
椎間板は血管が通っていないため、栄養が届きにくく、一度傷つくと修復に時間がかかります。
そのため、ぎっくり腰は再発しやすいんです。
で、急な痛みに襲われたときは、無理に動かさず、うつ伏せなど自分が一番ラクに感じる姿勢で安静にしましょう。
ただし、痛みがなくなるまでじっとしているのは逆効果とされ、なるべく腰に負担をかけない範囲で日常生活を続ける方が、回復は早いと言われています。
治療としては、鎮痛効果のある湿布や内服薬などの対症療法が一般的ですが、強い痛みがある場合には、神経ブロック注射などが効果的なことも。
また、通常の鎮痛剤が効かない場合には、神経に直接作用する薬が処方されることもあります。
多くの方が1か月程度で回復しますが、再発予防のためには、腰に負担をかけない姿勢を日頃から意識することが大切です。
中でも「お腹を反らすような体操」が予防にも治療にも有効だとされています。
スモールジムでは予防におすすめなストレッチなどもご紹介しております。
最期に現在は、椎間板を再生させる細胞療法の研究も進められており、腰痛に悩む人々にとって新たな希望となる日も近いかもしれませんね。