柔軟性の大切さ

こんにちは
スモールジムジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、年齢を重ねると、「前より体が硬くなったな」と感じることはありませんか? これは単なる気のせいではなく、体の仕組みとしてちゃんと理由があります。
まず、私たちの筋肉や関節は日常生活でよく使う部分とあまり使わない部分がはっきり分かれています。
使わない筋肉や関節は血流が滞りやすく、柔らかさを保つための栄養や酸素が届きにくくなります。
その結果、筋肉の中の水分量が減り、弾力が失われ、繊維が縮んだような状態になります。
さらに関節を包む組織や腱も硬くなり、動かせる範囲が少しずつ狭まってしまいます。
この変化は残念ながら誰しも20代後半から少しずつ始まり、40代、50代と年齢を重ねるごとに加速します。
特に座りっぱなしや同じ動作の繰り返しが多い生活では、筋肉が「もうこの範囲でしか動かさなくていいんだ」と記憶してしまい、柔軟性はさらに低下していきます。
ここで大切なのが、日常的なストレッチです!
ストレッチは硬くなった筋肉や腱をやさしく伸ばし、血流を促し、筋肉に再び水分と栄養を届ける働きがあります。
また、動かせる範囲を広げておくことで、転倒予防や関節の痛み防止にもつながります。
特に朝の目覚めや夜寝る前の数分間は、体が変化を受け入れやすい時間帯です。
習慣にしやすく、心地よいリラックス効果も得られます。
柔軟性は一度失ってしまうと取り戻すのに時間がかかりますが、続けていけば必ず変化します。
無理にグイッと伸ばす必要はありません。
呼吸をゆっくり整えながら、少しずつ伸びていく感覚を楽しむことです。
それが「若々しい動き」を長く保つ一番の近道です。
ストレッチは、年齢を重ねた体へのやさしいエールです。(うまい!)
明日の自分のために、今日から少しずつ続けていきましょう。