
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、スモールジムでの栄養指導についてはまず5大栄養素がをしっかり摂る事を最優先にお伝えしています。
今日はその中のビタミンについてです。
まずビタミンAです。
これは私たちの体にとって見えない守り神のような存在です。
まず有名なのは「目の健康」に関する働きです。
暗い場所で物が見えるのは、ビタミンAが視覚に関わる物質の材料になっているからです。
また、皮膚や粘膜を丈夫に保ち、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ“体の防波堤”としても欠かせません。
さらに免疫力を支える働きや、成長期の骨の発達、細胞の新陳代謝にも関わっています。
ビタミンAには、動物性食品に含まれる「レチノール」と、植物性食品に含まれる「βカロテン(体内で必要に応じてビタミンAに変換される)」の2つの形があります。
レチノールは吸収効率が高く、レバー(特に鶏や豚)、うなぎ、卵黄、バターなどに多く含まれます。
一方、βカロテンはにんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、パプリカなど、色の濃い緑黄色野菜に豊富です。
上手に摂るコツは、油と一緒に食べることです。
ビタミンAは脂溶性なので、炒めたりドレッシングをかけたりすると吸収率がグンと上がります。
例えば、にんじんのきんぴらやほうれん草の胡麻和えに少し油を加えると効果的です。
不足すると夜に見えにくくなる「夜盲症」や、肌や粘膜の乾燥、免疫力低下が起こりやすくなります。
ただし摂りすぎも注意が必要で、特にレバーやサプリからの過剰摂取は肝臓に負担をかけることがあります。
日常の食事で緑黄色野菜と動物性食品をバランス良く組み合わせることが、安全で効率的な摂取方法です。
そう考えるとビタミンAは「見える力」と「守る力」を同時に支える栄養素なんです。
毎日の食卓に、彩り豊かな野菜(最近高いですが、、)と適度な動物性食品をそっと加えることが、健康な目・肌・免疫を保つカギになりますよ。