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ビタミンB

こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、昨日のビタミンAに続いて、今日はビタミンB群についてお話しします。
ビタミンB群は、体の中でエネルギーを回す歯車のような役割を担っています。
糖質・脂質・たんぱく質といった三大栄養素を、体が使えるエネルギーに変える際には必ずこのB群が関わります。
つまり、B群が不足すると、せっかく食事をしてもエネルギーに変換されにくく、疲れやすくなったり、集中力が落ちたりしてしまいます。
B群は「ビタミンB1」「B2」「B6」「B12」「ナイアシン」「パントテン酸」「葉酸」「ビオチン」など複数あり、それぞれが異なる役割を持ちながらチームで働くのが特徴です。
たとえばB1は糖質をエネルギーに変える時に必須で、神経の働きも支えます。
B2は脂質の代謝や皮膚・粘膜の健康維持に欠かせません。
B6はたんぱく質の代謝や神経伝達物質の生成に関わり、B12や葉酸は血液の生成や神経系の健康に必要です。
食材としては、豚肉やうなぎ(B1)、卵・乳製品・レバー(B2)、鶏むね肉・バナナ・マグロ(B6)、魚介類や卵(B12)、緑黄色野菜や豆類(葉酸)などが代表的です。
穀物やナッツにも幅広く含まれていますが、B群は水溶性で体内に貯めておけないため、毎日の食事でこまめに補うことが大切です。
調理の際は、ゆで汁にビタミンが流れ出やすいため、スープや味噌汁など汁ごと食べられる料理がおすすめです。
また、疲れている時や運動量が多い時は消費量が増えるため、意識してB群を含む食品を摂ると回復が早まります。
つまりビタミンB群は、食べた栄養をしっかり使える形に変えるエンジンオイルのような存在です。
毎日少しずつ、肉・魚・卵・野菜・豆類をバランス良く取り入れることで、エネルギー不足や不調を防ぎ、元気な体を保つことができます。