
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて今日はビタミンKについてお話しします。
ビタミンKは、体の中で「血」と「骨」を守る重要なビタミンです。
まず大きな役割のひとつは、血液の凝固(止血)に関わることです。
ケガをして出血した時、スムーズに血を固めて止めるためにはビタミンKが欠かせません。これが不足すると、ちょっとした傷でも血が止まりにくくなったり、あざができやすくなります。
もう一つの大切な働きは、骨の健康維持です。
ビタミンKは、カルシウムを骨に定着させる骨たんぱく質の働きをサポートします。
カルシウムをたくさん摂っても、ビタミンKが足りないと骨はしっかり作られません。
特に骨粗しょう症の予防や、成長期の骨形成、高齢者の骨折予防にとって欠かせない栄養素です。
ビタミンKには植物由来の「K1」と、腸内細菌が作る「K2」があります。
K1は緑黄色野菜や海藻に多く含まれ、K2は納豆などの発酵食品や動物性食品に豊富です。
代表的な食材としては、納豆、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、キャベツ、海苔、チーズ、鶏肉、レバーなどです。
特に納豆はK2がずば抜けて多く、骨の健康効果が注目されています。
脂溶性ビタミンであるため、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
例えば、ほうれん草や小松菜のおひたしにごま油を少し垂らす、ブロッコリーをオリーブオイルで炒めるなどが効果的です。
不足はまれですが、抗生物質の長期使用や、偏った食事、腸内環境の悪化で不足することがあります。
また、血液をサラサラにする薬を使っている方は、ビタミンKの摂取量に注意が必要です。
ビタミンKは、出血を防ぎ、骨を丈夫にする静かな守護神のような存在です。
日々の食事に野菜や発酵食品を取り入れることで、血と骨の健康を長く守ることができます!(^^♪