
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、私たちが体に「痛み」を感じるとき、その多くは単なる不快感ではなく「体からの大切なサイン」です。
痛みの仕組みを少し分かりやすく整理すると、まずケガや炎症などによって筋肉や関節に異常が起こると、その情報が「痛みセンサー」と呼ばれる神経の末端でキャッチされます。
その信号は脊髄を通って脳に伝えられ、はじめて「痛い」と感じるのです。
つまり、痛みは体そのものではなく、脳で認識されて初めて成立している感覚なのです。
代表的な痛みにはいくつか種類があります。
まず一番多いのは「筋肉や関節からの痛み」です。
例えば、長時間同じ姿勢をとった後の腰痛や肩こりは、筋肉の血流不足や硬さから起こります。
また、年齢とともに軟骨がすり減ると膝や股関節に炎症が起きて痛みが出ます。
これらは“体を支える土台”からの信号ともいえます。
次に「神経からの痛み」です。これは年齢を重ねると多い坐骨神経痛のように神経そのものが圧迫や損傷を受ける場合で、しびれや電気が走るような痛みが特徴です。
また「内臓からの痛み」もあり、胃や腸などの不調が背中や肩に違和感として現れることもあります。
これは内臓と体の一部が神経でつながっているために起こる現象です。
さらに最近注目されているのが「心因性の痛み」です。
ストレスや自律神経の乱れによって脳の働きが変わり、実際に体に異常がなくても痛みを感じることがあります。
このように痛みの原因は一つではなく、筋肉・関節・神経・内臓・心の状態までが関わっています。
だからこそ「痛みをただ我慢する」のではなく、その背景に何があるのかを探ることが大切なんです。
日々のストレッチや軽い運動で血流を保つことは、痛みを和らげるだけでなく予防にもつながりますよ。
もちろん違和感がものすごい場合には医療機関へ行くことをおすすめします。