
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、呼吸は私たちが意識しなくても続いている当たり前の営みですが、実は体と心の健康に大きく関わっています。
特に深呼吸には多くの利点があります。
大きく息を吸い込み、ゆっくり吐き出すことで自律神経のうち副交感神経が優位になり、心が落ち着いてリラックスできます。
これは緊張やストレスを和らげ、血圧や心拍数を安定させる効果も期待できます。
また、深い呼吸は酸素をしっかり取り込み、二酸化炭素を効率よく吐き出すため、体内の代謝がスムーズに働き、疲労回復や集中力の向上にもつながります。
さらに腹式呼吸を取り入れると、横隔膜がしっかり動き、内臓が刺激されることで血流や消化機能の改善にも役立ちます。
一方で、呼吸が浅くなると酸素の取り込みが不足し、脳や筋肉が本来の力を発揮しにくくなります。
酸素不足は集中力の低下や頭痛、肩こり、倦怠感などを引き起こす原因になりやすいのです。
特にデスクワークやスマホ操作で姿勢が崩れると胸郭が広がりにくくなり、自然と呼吸が浅くなる傾向があります。
また、呼吸が浅い状態は交感神経が優位になりやすく、常に体が緊張モードとなって疲れやすく、睡眠の質が下がることもあります。
つまり、深呼吸は「酸素を届け、心を緩める」最もシンプルで効果的なセルフケアです。
忙しい日常の中でも、意識的に大きく吸ってゆっくり吐く時間をつくるだけで、体と心のバランスが整いやすくなります。
呼吸はいつでもどこでもできる健康習慣。浅い呼吸に気づいたら、ぜひ深呼吸でリセットしてみましょう。