
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、季節の変わり目である今の時期は、腰痛を訴える方が増える傾向があります。
その背景にはいくつかの要因が重なっています。
まず大きな原因のひとつは「寒暖差による筋肉のこわばり」です。
日中はまだ暑さを感じるものの、朝晩は冷え込むようになり、体温調整が難しくなります。
こうした気温の変化で血流が滞り、筋肉が硬くなりやすくなるのです。
特に腰回りは体を支える大切な部分なので、筋肉がこわばることで痛みや重だるさが出やすくなります。
二つ目は「自律神経の乱れ」です。
夏の疲れを引きずったまま季節が移ろうとすると、自律神経が上手く働かず、筋肉の緊張と緩和のバランスが崩れます。その結果、腰に負担が集中しやすくなり、慢性的な腰痛が表面化しやすい時期でもあります。
特に睡眠の質が下がったり、体がだるい日が続いたりすると、腰の不調を強く感じやすくなるのです。
三つ目は「運動不足による筋力低下」です。
暑さで体を動かす機会が減っていた方は、腰を支える体幹や下半身の筋力が弱まりがちです。
筋肉のサポートが不十分だと、姿勢が崩れやすくなり、腰椎や周囲の組織に負担がかかって痛みにつながってしまいます。
つまり、この時期の腰痛は「冷え」「自律神経の乱れ」「筋力不足」という複数の要素が合わさって起こるものといえます。
対策としては、軽いストレッチやウォーキングなどで体を温め、血流を促すことが効果的です。
また、腹式呼吸でリラックスしながら筋肉の緊張を和らげることや、就寝時に腰やお腹を冷やさない工夫も大切です。
無理のない範囲で体を整えてあげることが、秋を元気に過ごすポイントになりますね。