
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、私たちが日々感じる「ストレス」には、いくつかの原因があります。
たとえば、暑さや寒さ、騒音や化学物質といった 物理化学的ストレッサー。
ウイルスや細菌など体に影響を与える 生物的ストレッサー。
そして職場や家庭などの人間関係に関わる 社会的ストレッサー です。
中でも大半は人間関係から生じるストレスだと言われています。
ストレスの仕組みをボールで例えると分かりやすいかもしれません。
ストレスの要因は「ボールを押さえつける力」、その結果として生じる体や心の変化が「ボールのゆがみ」です。
そして、押された後に元に戻る力が「ストレス耐性」、つまりボールの弾力性にあたります。
弾力がしっかりしていれば少々の圧力でもすぐに元に戻りますが、弱まっていると形が戻りにくくなり、やがて破れてしまうこともあるのです。
短期的なストレスであれば、刺激が去ると自律神経やホルモンの働きによって心身は自然と元の状態に戻ります。
たとえば発表前の緊張や試合前のドキドキなどは、終わってしまえばスッと解消するものです。
ところがこの状態が長期化すると、体は常に緊張モードが続き、呼吸が浅くなったり、眠りが浅くなったり、疲労が抜けにくくなったりと心身に影響が出やすくなります。
だからこそ大切なのは「弾力性=ストレス耐性」を日頃から養うことです。
深い呼吸や軽いストレッチで自律神経を整えること、信頼できる人と会話すること、あるいは小さな習慣をコツコツ続けることが、その弾力を強める方法です。
ストレスは完全に避けることはできませんが、受け止め方や回復力を育てることで、心と体はしなやかに元へ戻ることができるのです。