
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、体重を落とすときに昔から使われている糖質制限ダイエットですが、体重管理や血糖コントロールに有効な一方で、注意すべき点もあります。
まず大切なのは「極端にならないこと」です。
糖質は体のエネルギー源として欠かせない栄養素であり、完全にゼロにしてしまうと集中力の低下や疲労感が出やすくなります。
特に脳はブドウ糖を主要な燃料としているため、必要な量はきちんと確保することが大切です。
また、糖質を制限するとその分たんぱく質や脂質に偏りがちになります。
たんぱく質は筋肉や内臓の健康を支える上でとても大切ですが、過剰になると腎臓に負担をかけることもあります。
脂質も質を選ぶことが重要で、揚げ物や加工食品の脂ではなく、魚やナッツ、オリーブオイルなど体に良い脂を取り入れるようにすると安心です。
もうひとつの注意点は「便秘や栄養バランスの乱れ」です。
糖質制限をするとパンやご飯と一緒に摂っていた食物繊維が不足しやすくなります。
野菜や海藻、きのこ類を意識して摂り、腸内環境を整えることが必要です。
さらに、糖質制限中でもビタミンやミネラルをしっかり摂らなければ、体調を崩しやすくなります。
短期間での効果を求めすぎず、長く続けられる工夫も大切です。
例えば「夜だけ控える」「主食の量を半分にする」といった工夫なら、無理なく続けられる方が多いです。
甘いものを完全に断つのではなく、タイミングや量を工夫することで心身のバランスを崩さずに取り組めます。
糖質制限ダイエットは正しく行えば心強い方法ですが、「体の声を聞きながら、足りないものを補う」ことが大切です。
無理なく継続できるスタイルを見つけることが、健康的に成果を出す一番の近道になりますね。