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握力って大事

こんにちは。

スモールジムYell代表トレーナー

近藤です。

 

さて、握力は単なる「手の力」ではなく、私たちの健康や日常生活の質を支える大切な指標です。

 

まず、握力は全身の筋力や体力の状態を映し出すバロメーターとも言えます。

 

研究でも、握力が強い人ほど生活習慣病のリスクが低く、寿命とも関係があると報告されています。

 

つまり、握力を測るだけでその人の健康度を推し量ることができるのです。

 

また、握力は日常生活の動作に直結しています。
買い物袋を持つ、瓶のふたを開ける、趣味でスポーツや楽器を楽しむなど、すべて手の力が関わっています。
握力が弱ると、こうした「当たり前」の行動が負担になり、活動量が減ってしまいます。
活動が減ればさらに筋力が落ちるという悪循環につながるため、握力の維持はとても大切です。
トレーニングの観点から見ても、握力が強いと効果的に体を鍛えることができます。
たとえば懸垂やダンベル運動は握力が弱ければ十分に行えません。
逆に、握力がしっかりしていると背中や脚など大きな筋肉に効かせやすくなり、全身の筋力アップにつながります。握力は「他のトレーニングを支える土台」とも言えるのです。
さらに、握力は脳とのつながりとも関係があります。指先を使う動きは神経を活発に刺激し、思考力や集中力の維持にも役立つとされています。
片足立ちが脳の健康を映すように、握力もまた「体と脳をつなぐ力」です。
このように、握力は長寿や健康の鍵を握る存在です。
特別な器具がなくても、タオルを強く握る、ゴムボールをつぶす、懸垂バーにぶら下がるなど身近な動きで鍛えられます。
手の力を育てることは、未来の自分を守る大切な投資になるのです。