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バランストレの恩恵

こんにちは。

スモールジムYell代表トレーナー

近藤です。

 

さて、片足バランス能力が上がることは、見た目以上に体に多くの良い変化をもたらします。

 

まず大きな恩恵は「転倒予防」です。

 

片足で立つということは、足裏や足指、お尻、体幹など多くの筋肉が同時に働いている状態です。

 

これらがバランスよく使えるようになることで、ちょっとした段差や不意のつまずきにも素早く反応でき、日常生活でのケガを防ぐことができます。

特に中高年になると、筋力だけでなく支える力の低下が転倒リスクにつながるため、この能力を維持することはとても重要です。

 

また、片足バランスのトレーニングは「脳の活性化」にもつながります。
バランスを取るには、足裏の感覚、目からの情報、耳の奥にある平衡感覚などを瞬時に統合して姿勢を保つ必要があります。
これはまさに神経と脳の共同作業です。
続けることで神経の反応速度が上がり、思考や動作のキレも良くなっていきます。
さらに、片足で立てるようになる人ほど「姿勢」が整っています。
骨盤を支える中臀筋や腸腰筋などのインナーマッスルが強化されるため、立ち姿が安定し、猫背や反り腰の改善にもつながります。
その結果、歩くときのフォームもきれいになり、疲れにくい体へと変わっていきます。
そしてもうひとつの恩恵は「血流の促進」。片足立ちは下半身の筋ポンプ作用を高め、冷えやむくみの改善にも効果的です。
片足バランス能力を磨くことは、単に片足で立てるだけでなく、全身の神経・筋肉・血流を整え、若々しく動ける体をつくることでもあります。
まさに、年齢を重ねても自分の足でしっかり立ち、歩き続けるための土台づくりといえるでしょう。