こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、運動前の準備として「まずはストレッチ」と考える方は多いと思います。
特に、ゆっくり伸ばす静的ストレッチは、体に良い・ケガ予防になるというイメージが強いですよね。
ですが近年の研究や現場の知見から分かってきたのは、運動前に長時間の静的ストレッチを行うと、かえってパフォーマンスが下がる可能性があるという事実です。(一部のリハビリを除く)
静的ストレッチは、筋肉をリラックスさせ、緊張を和らげる効果があります。
これは運動後や就寝前、疲労回復を目的とする場面では非常に有効です。
一方で、運動前に行うと、筋肉や腱が本来持っている「バネ」のような張力が一時的に弱まり、力の発揮や反応速度が落ちやすくなります。
ジャンプ力やダッシュ力、重さを扱う力が出にくくなるのは、このためです。
例えるなら、輪ゴムを思いきり引き伸ばした直後に使おうとすると、パチンとした弾きが弱くなる感覚に近いかもしれません。
体も同じで、運動前には「緩めすぎない」ことが大切なのです。
また、静的ストレッチを長く行うと、神経系のスイッチも入りにくくなります。
運動では筋肉だけでなく、脳や神経が瞬時に指令を出し、体をコントロールしています。
リラックスし過ぎた状態では、このスムーズな連携が鈍くなり、結果として動きが重く感じたり、タイミングが合わなくなったりします。
では、運動前には何をすれば良いのでしょうか。
おすすめなのは、動きながら関節や筋肉を温める動的ウォーミングアップです。軽いスクワット、腕や股関節を大きく動かす体操、歩行や軽いリズム運動など、「これから動く準備」を体に伝えるような動きが効果的です。
これにより血流が上がり、筋肉の温度が高まり、力を出しやすい状態が整います。
大切なのは、ストレッチそのものが悪いのではなく、「使うタイミング」です。
運動前は目覚めさせる、運動後や休養時は緩めて整える。。
この使い分けができると、ケガの予防とパフォーマンス向上の両立がしやすくなります。
体を大切にしながら、気持ちよく動くための準備として、ぜひ意識してみてください。
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